「一眼レフ」って、なんだ?
カメラや写真に興味を持った方、これからカメラを始める方は、「一眼レフ」って言う言葉を聞いたことがあると思います。
また、「高いカメラを買ったので、自分のカメラは一眼レフカメラなんじゃね?!」「レンズが交換できるから、一眼レフカメラだよね?」と、なんとなく「自分のカメラは一眼レフ」だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
「一眼レフ」という単語は、「一眼」という言葉と、「レフ」という言葉が合わさってできています。ちなみに英語だと「Single-lens reflex(シングル・レンズ・レフレックス。略してSLR)」です。
なので、「高価だから」「レンズが交換できるから」などは関係ありません。
では、「一眼レフ」とはなんなのか? ちょっと解説してみますね! お読みいただければ、カメラ購入等の時に、きっとお役にたつかと!\(^o^)/
いまのカメラはほとんど全部が「一眼」だ!
まず、「『一眼』ってなんやねん!」て思いますよね?
「一眼」とは、文字通り「眼がひとつ」という意味です。カメラにとって、「眼」とは、レンズのことを示します。英語表記も「Single-lens」でしたね。
ですので、「一眼」カメラとは、「レンズがひとつ」のカメラのことであり、「レンズがひとつのカメラは全部一眼カメラ」です。
上の写真のように、大きさや形が違っていても、「レンズが1つなら一眼カメラ」です(ただし、スマホのフロントカメラはこの場合数えません)。ちなみに、この写真の中にはレンズが交換できるカメラもできないカメラも含まれています。
ええー!まじかー!じゃあ、うちのコンパクトカメラも「一眼」じゃん!
そう思ったアナタ、正解です笑
さらに、「1があるなら、2もあるの?」って思ったアナタ!冴えてますね!またまた大正解です!
昔のカメラはほとんど「二眼」だった!
つまり、レンズがふたつ。
どういうことかと言うと、「人間が(被写体を)見るためのレンズ(ファインダー用)」と、「カメラが(被写体を)写すためのレンズ(撮影用)」が、それぞれひとつずつあったのですね。
昔の映画などで見たことありませんか?レンズが上下に2つついていて、上から覗き込むようにして撮影するカメラ。ああいうのが「二眼レフカメラ」です。
二眼方式には欠点があった…
ただ、この「二眼」方式ですと、「カメラが大きくなる」「見たものと、写ったものがちょっとズレる」などの欠点があります。
そもそも、なんでわざわざ「人間用」と「カメラ用」に2つもレンズが必要かというと、単純な話で、フィルムとファインダーの両方に光を届ける仕組みがなかったからです。
それらを克服するためにカメラ製造技術が進化し、「人間が見るためのレンズ」と「カメラが写すためのレンズ」を共用する機構が発明されました。レンズが共用できるようになりましたので、レンズはひとつ、つまり「一眼」で済むようになりました!
そしていまでは、いろいろ便利に進化した「一眼」が主流となっている、と言うわけですね!
もしかして「三眼」もあるの?
あります!しかも身近に!
もし、いまアナタがiPhone ProやGoogle Pixel、Xperiaシリーズのような「カメラに力を入れているスマホ」をお使いでしたら、ちょっと裏返して見てください。もしかしてレンズが2つ、あるいは3つ以上ありませんか?これらも、いわば「二眼、三眼」カメラと言えますね!
まとめ「一眼」は単に「レンズ一つ」という意味しかなかった!
いかがでしたでしょうか。「一眼レフ」について、まずは「一眼」を説明しました。
- 「一眼レフ」は「一眼」と「レフ」がくっついた言葉。英語でも「Single-lens reflex」。
- 「一眼」の「眼」とはレンズのこと。
- 昔は「二眼レフ」カメラが主流だったが、より便利に進化した「一眼」が主流になった。
- 「一眼」は単に「レンズが一つ」という意味でしかなく、カメラの形式(大きさやレンズ交換の可不可など)は関係がない。
わかってしまえばなんてこと無い言葉でしたね。そして、まさかの二眼、三眼もあるとは…w
「一眼レフってなんだ?」。残るは「レフ」ですが、「レフ」については次回にお話しますね!
また、今後「一眼レフとミラーレス」「フルサイズとAPS-C」などの意味不明でわかりにくい用語や、何気なく使っているけど、よくわからん用語も解説していきます。お楽しみに♪
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